第3回国連防災世界会議in仙台 公開シンポジウム
仙台地域葬儀会館連絡協議会
東日本大震災の経験と教訓
~災害時の「弔い」の尊厳を如何に保つか~
当協議会では、仙台市と共に防災訓練に努めてきました。その結果、東日本大震災発生の折は、行政と連携し、業界の指示系統を一本化、早期初動体制をとることができました。しかし、瞬時に発生したご遺体の数としてはあまりにも壮絶な数でした。物資の不足、火葬場の許容オーバーにより、十分な「弔い」が出来たとは言い難いのです。 また死者を早期に弔うことができない状況は衛生的にも大きな問題であります。 東日本大震災での経験をパネルや映像で掲示し、また公開シンポジウム、基調講演、パネルディスカッションという形でこの教訓を、業界・行政あげての他県との連携、棺をはじめ死者を弔うに必要な物資の備え等、大災害時でのご遺体の早期収容と「弔い」のスキームの重要性を提起する内容とし、わたしたちの経験を、国際社会へと発信してまいります。 この会議を最大限に実りあるものとし、世界の防災文化発展に寄与する。仙台地域葬儀会館連絡協議会はその一役を担います。
平成27年3月17日(火)10:00~15:30
会場:TKPガーデンシティ仙台勾当台ホール6 開場:9:30
参加費無料/第1部・第2部、各回定員100名(先着順・事前申込優先)
Program
第1部 開会・基調講演(10:00~11:30)
東日本大震災の災害対応の経験と教訓
~葬祭事業者の存在意義と使命とは~
仙台地域葬儀会館連絡協議会 会長 菅原 裕典
2011年の東日本大震災の際には、自社の会館も被害を受けつつも、宮城県葬祭業協同組合および仙台地域葬儀会館連絡協議会の震災対策本部長として、棺の輸送と犠牲者の納棺業務を中心に現場を指揮。㈱清月記として4月より石巻市の仮埋葬およびその後の掘り起し火葬業務を請け負う。
第2部 特別講演・パネルディスカッション(13:30~15:30)
【特別講演】(13:30~14:00)
「大震災発生時の墓地埋葬法の運用と御遺体への対応
~多数の御遺体への迅速かつ礼意ある対応~」
元厚生労働省健康局生活衛生課長 堀江 裕
東日本大震災での体験を元に、「大震災発生時の経験と課題」について、ご講演いただきます。
【パネルディスカッション】(14:00~15:30)
東日本大震災の災害対応の経験と教訓~葬祭事業者の存在意義と使命とは~
■パネリスト
堀江 裕(元厚生労働省健康局 生活衛生課長)
小林 正裕(仙台市健康福祉局 衛生研究所 所長)
須田 昌義(元石巻市役所生活環境部 部長)
西村 恒吉(株式会社清月記 業務部 部長)
■コーディネーター
菅原 裕典(仙台地域葬儀会館連絡協議会 会長)
リーフレット(クリックで拡大します)
お申込み・問い合わせ
東日本大震災の被災地である宮城県仙台市で、この国連防災世界会議が開催されることは、東北の復興を世界に発信するとともに、私たちの経験と教訓を国際社会と共有し、世界の防災文化の発展に活かす、貴重な機会になります。 仙台地域葬儀会館連絡協議会の基調講演・特別講演パネルディスカッションに是非お越しいただければと思います。
仙台地域葬儀会館連絡協議会
〒983-0035
仙台市宮城野区日の出町2-5-4
TEL:022-782-6222
FAX:022-783-6116
会場と交通案内
住所:〒980-0803 仙台市青葉区国分町3-6-1 仙台パークビル 3F
電話:022-726-5072
地下鉄仙台駅より3分勾当台公園駅下車
公園2出口より徒歩1分